読書を楽しむ

社会人が読書を続けるメリットとは

社会人が読書をするメリット

ネットやSNS、YouTubeでほしい情報がすぐ手に入るようになりました。
そのため、読書の必要性を感じなくなっている人も多いのではないでしょうか。

しかし、本にはネットでは得られないメリットがあります

今回は、読書習慣をつけて、今後の人生に役立てたいと考えている人に向けて
本を読むメリットをお伝えしたいと思います。

読書のモチベーションを上げるお手伝いができれば嬉しいです。

なぜ社会人に読書が必要なのか

いそがしい社会人の中には、疲れて家事もこなせないという人もいるでしょう。
しかし、読書の時間をつくり、習慣を身につけることで、今の状況を良い方向へ持っていくヒントを得られるでしょう。

ここでは読書のモチベーションを上げるためのメリットを紹介します。

使える言葉が増える

本を読むと語彙が増えると言われています。

本を読んでいると使ったことのない言葉が出てくることがあります。知らない言葉が出てきたら読み方や意味を調べてみる。

そして、さまざまな言葉の表現方法を知ることも可能。
読書を続けることで、自分の伝えたいことを言語化しやすくなります。誤解を防げるようになれば、仕事にもいい影響を与えるでしょう。

新しい情報を取り入れられる

世の中は常に変化していきます。

「取り残されてしまうのではないか」といった漠然とした不安を抱える人も多いのではないでしょうか?

そういった不安を解消するためにも、情報を収集して視野を広げておくと、『なんだかついていけない・・・』と不安を感じることも減るのではないでしょうか。

また、数々の困難を乗り越えてきた人の考え方を知ることで、自分自身の危機回避に役立てることができると考えられます。

受け身で情報を入れるのではなく、自分で考える、

与えられた情報を鵜吞みにせず、自分で調べて考える習慣を身につけることは大切です。

騙されて搾取されないように正しい知識を身につける

知らないことが多いと不安になってしまいます。

人は【よくわからないもの】に不安を感じてしまうもの。少しずつでも本を読み、考える力をつけていきましょう。

本を読むことによって、自分がいかにものを知らないかを確認できる。
知らないことを知ることで、はじめて「それを知らなかったこと」に気づくのである。そして、知らないことを知ることは、つねに気持ちがいい。

『読書の腕前』

視野が広がる

いそがしい社会人には、仕事を終え帰宅した時には疲れきっている人も多いでしょう。

日々の生活に一生懸命になっているうちに、視野が狭くなってしまうことがあります。

本を読むことで、もっと、違う生き方があるかもしれない、苦手な人と無理に付き合う必要はないのかもしれない、この問題にはこんな対策方法もあるのだと知ることもできます。

そして、視野が広がることであなたにとってわくわくする何かに出会えるかもしれません。

ゆっくりと読書できる時間をつくって、自分と向き合ってみるのもいいかもしれません。

経験不足を補うことができる

興味のあることすべて、自分で経験できれば一番でしょう。しかし、現実的ではありませんね。

世界中を旅した人、大きな会社を経営している人、あえて自給自足の生活をしている人、誰もが憧れるような仕事をしている人など、さまざまな人たちが本を書いています。

そんな人たちがしてきた経験や考えを知ることが、本を読むことで可能となるのです。

また、あたらしい世界に飛び込もうとしたときに、予備知識として活かすこともできるでしょう。

本の中にだけは、あなたの味方が必ず存在する

素晴らしい人が近くにいたとしても、自分と合うかどうかはまた別の問題。しかも、その人にはその人の人生があるわけなので、必要以上に自分に時間を割いてくれるのを期待する方が無理というものでしょう。

でも、本は違います。本の中には、世界中のあらゆる優れた人の業績が詰まっています。

本を「先生」と考えたとたん、あなたの人生の可能性は広がっていきます。

『自己肯定感が高まる脳の使い方』

日々のストレスから解放される・心にゆとりがもてる

本を読むと、本の世界に集中することで日々のストレスから抜け出すことも可能。

嫌なことがあって、それをずっと引きずってしまう人にもおすすめです。

また、本を読み、使える語彙や表現が増えることで、コミュニケーション能力も上がります。

仕事でメールのやりとりが上手くいかず、ストレスが溜まったことがありませんか?

語彙が増えることで、相手の言葉を理解し、伝えることもスムーズになるでしょう。

口下手だなと感じていたら、読書で改善できるかもしれません。

本は「即効性がない」メディア

本というのはじわじわ効いてくる。あるいはその時には気づかなくて、後になって考えると、ちゃんと効果があったんだな、とわかる。または、効き目がなくても、いつの間にか溶けて、静かに体内に吸収されてしまっている。
本ってそういうものだろう。

『読書の腕前』

他者を知り、他人の人生を生きるよろこび

Yuri_BによるPixabayからの画像

読書をしていると、自分ではない別の人間の視点や考え方でものごとが進みます。

例えば小説を読む。

登場人物の見た目や表情が想像されるでしょう。映画化して、自分の頭の中との違いを知るのも面白いと私は考えています。

本は、実生活では知り得ぬ、膨大な人間のモデルを提供してくれる。しかも。相手の忖度を気にせず、思うがまま、自由にそのモデルと触れ合うことができるのだ。

『読書の腕前』

ネットで調べれば十分じゃない?

インターネットは便利です。なにかわからないことがあったら検索して解決させる人が多いでしょう。ただし、問題なのは間違った情報を信じてしまうこと。

詳細を知るなら、ネットだけで解決させるのではなく、本で基礎知識を得るのがおすすめです。

本は専門家が監修していたり、編集者が関わっていたりと、たくさんの人の人が関わっています。それぞれの利点を使い分けてみるのもいいのではないでしょうか。

読書の時間がない・・・!対策は

やるべきことがたくさんあって読書の時間なんか作れない!という人も多いでしょう。

そんな人には、通勤時間などの隙間時間を利用することをおすすめします。

そしてもし、ただ何となくSNSやYouTube、テレビを見ているなら、その時間を少し減らして読書の時間にしてみるのもいいでしょう。

いそがしいからこそ、読書のための時間を作ってみるてもいいのではないでしょうか。

お気に入りの飲み物を用意して、ゆっくりと読書の時間を作ってみる。

無理をせず、読書を楽しんでほしい。

かけがえのない「向上の芽」を大切に育てる

出だしで躓いてしまうと新しく芽生えた、何かを学ぼうとする欲求の芽も、一人前の若木に成長する前に簡単に枯れてしまう。
だから、そうならないように細心の注意を払わなければならない。

欲求の芽に対して、あまり負担をかけすぎてはならない。

『自分の時間』

参考書籍

今回引用させていただいた書籍です。

自分の時間―――1日24時間でどう生きるか 著者:アーノルド・ベネット

読書の腕前 著者:岡崎 武志

自己肯定感が高まる脳の使い方 著者:中野信子

さいごに

不安な将来を想像して、出回る悲観的な情報や間違った情報を鵜呑みにせず、疑問を持ち、自分で調べて考えることが大切です。

ネットや本を使い分けて複数の情報を取り入れましょう。

いそがしい社会人にとって読書の時間を作るのは難しいものですが、未来の自分のためにぜひ、読書の習慣から身につけてみるのはいかがでしょうか。

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