読書を楽しむ

『効率的な本の読み方』と内容を身につける方法

本の読み方 身につける

読書をして、知識を身につけたい。でも、なかなか時間が取れない。
買ったままで読んでいない本が何冊もある。

いそがしい毎日の中で、もっと効率よく本が読めたらいいのにと考えている人も多いのでは?

今回は、読んだ本の内容を身につける方法と、効率的な本の読み方について紹介していきます。

本を読み実践していくことで、こんな変化が起こるかもしれません。

・読書を続けることで健康になった
・人間関係で悩むことが減った
・仕事がスムーズに進むようになった
・海外の友人とも会話が弾むようになった

本を読む習慣を身につけると、視野が広がり、選択肢も増える。
変化の多い現代を楽しく生き抜くために、ぜひ本を読んでみてください。

本の選び方

いままで読書をしてこなかったけれど、本を読んで身につけたい!
でも、どんな本を読んだらいいだろう?と迷ってしまう人も多いでしょう。

電子書籍だけでなく、紙でも出版されている本は編集者のチェックもあり『信頼度』が高い。
ただし、内容の偏ったものも存在するので本選びは重要です。

読みやすそうな本を選ぶ

読書を始めようと思ったら、まずは理解を深めたい分野の、入門書のような本を探してみましょう
厚みの少ない本、専門用語などが少ない本から手に取ってみる。
本をパラパラとめくって、“読みやすいな”と感じる本がいいでしょう。

読みやすい本から入ることで、基礎知識が身につき、今後読み進める本の内容が身につきやすい
専門用語が多いような本でも内容が入ってきやすくなります。

土台となる基礎知識がないと、知識が積みあがっていかない
いくら、新聞、雑誌、ネットを熱心に読んだところで、土台となる基礎知識が抜けていると、自分の頭でニュースや記事を深く理解することはできません。
基礎知識はすぐに身につくものではありませんが、しっかり土台を厚くしておけば、結果として効率よく知識を蓄積できるので、手を抜かないでほしいところですね。
「急がばまわれ」です。

僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

前書きを読んでみよう

本には“前書き”があります。

本の冒頭、目次の前にあって、『はじめに』という見出しで書かれてあることが多い。
前書きには、本に何が書かれているのか、どんな人に読んでほしいのか、本を読んだ人にどうなってほしいのかといった、著者の伝えたいことが端的に書かれてあります。

この前書きを読んで、「私のために書かれた本だ!」と感じたら
あなたが手にした本は
あなたに力を貸してくれる本である可能性が高いのです。

電子書籍の試し読みでもチェックできます。

ぜひ、前書きから読んでみましょう。

ななせ
本の真ん中を読むという方法も

冒頭と末尾は、著者と編集者が「売る」ために一生懸命力を入れて作りますが、
真ん中は書き手も編集者も緊張と集中力が続かず、中だるみしがちです。
だから、あえてその本のいちばん弱い真ん中の部分を拾い読みすることで、本の水準を知るんです。

『僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意』

効率的な本の読み方

趣味としての読書であれば、効率など気にせずにじっくり読んで楽しむ。
知識の幅を広げるための読書であれば、「読み方」を意識してみましょう。

同じテーマの本を何冊も読む

知識を深めたい分野があったら、同じテーマの本を何冊か読んでみましょう。

1冊読んだら終わり!ではなく、数冊読むことで新しい情報に出会えます。
そして、同じテーマの本を何冊も読むことで、知識の偏りを防ぐことも可能。

同じような内容が書かれていることがあるかもしれませんが、それは著者が共通して重要なことだと考えているのだと分かります。
同じ主張が書かれてあることが多ければ、自分にも当てはまる可能性が高いかもしれません。

知識を深めたいテーマがあったら、何冊かまとめて読んでみましょう。

本を全部読まない

本がどんなにコスパのいいものだとしても、せっかく買った本。
「全部読まないなんてもったいない」そう考える人も多いのではないでしょうか。

しかし時間はお金では買えません。
自分にとって重要な部分だけを選んで読んでみるのをおすすめします。

メモ

図書館の本や、Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)のような定額制のサービスを利用するのもおすすめ。

目次を読んで自分が重要だと感じた章を読む
ここで、本全体が自分にとって重要だと感じたらじっくり読んでみます。

あえて読まない部分を決めることと同じように大切なのが、読んでいてあまりにもつまらないとき。
ここは思い切って読むのをやめてしまいましょう。

苦痛を感じて読書が嫌いになってしまうよりは、ずっといい選択なのではないでしょうか。

アウトプットで内容を整理する

Peter OlexaによるPixabayからの画像

アウトプットを意識して本を読むことで、インプットの質が上がります。

仕事など、人に何かを教えるとき、自分自身もそのことについて理解が深まったなと感じたことはありませんか?

「間違ったことは言えない」という考えが浮かぶと、伝える前に自分の中で情報が整理されます。
この時、矛盾や疑問が生じると解決してから伝えようとします。

理解していないとアウトプットできないのです。

本を読むときは

人に話す

SNSで発信する

ブログに書いてみるなど、他人や過去の自分に伝えることを意識してみましょう。

本を読む環境を整えてみよう

本を読みたいけれど、集中できないと悩んでいる人におすすめなのが、環境を変えてみること。

自宅であれば、スマホの通知を切っておく。

カフェに行ってみる。

図書館へ行ってみる。

移動時間などの隙間時間を利用してみましょう。

少しの時間に集中してみるのも効果的でした。時間が空いたときにいつでも本が読めるように、電子書籍を利用するのもおすすめです。

ごえもん
カフェで話し声が気になることも!
イヤホンを持っていくといいかもしれません

ポモドーロテクニックを使ってみよう

ポモドーロテクニックは、25分間の作業と5分間の休憩時間を1セットとして繰り返していく時間管理方法です

集中力が無いと感じている人はもちろん、没頭して時間を忘れて作業をしてしまう人にもおすすめ。

ななせ
気がついたら疲労でクタクタになってしまう
そんな人にも

タイマーをセットしてみてもいいですし、YouTubeチャンネルを利用する方法もあります。

個人的にはYouTubeチャンネルが効果的でした。適度な雑音が入っていて集中できます。

時間が無いと思ったら「やらないこと」を決めてみる

「本を読む時間が無い」と感じたら、「やらないこと」を決めてみましょう

・テレビはほんとうに見たいものだけにして、つけっ放しにしない。
・ただ何となくネットを見る時間を減らす、など。

テレビってほんとうに面白いですね。
いつまでもテレビの前から離れられなくなってしまいます。

あらかじめ見るものを決めておく、録画して後日みる、などの対策でダラダラとテレビを見続ける習慣は変えられます。

参考書籍

今回参考にさせていただいた本は、池上 彰さん佐藤 優さんの著書

『僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意』です。

『読みこなす技法』について書かれたこの本には
知は「武器」であり「楽しみ」でもあるという記載があります。

あらゆるメディアの一次情報となることの多い新聞も、近年情報の偏りが多いなど、ネットなども含め情報があふれる中で、正確な情報を集めることの大切さを改めて感じました。

お二人の真似をするのは難しいかもしれませんが、自分流に取り入れて実践してみたくなります。

ななせ
お二人が小説やドラマ、漫画について語る部分も
意外性があって面白かったです
新聞も読みたくなりました
ごえもん

ぜひ、楽しみながら『知』という武器を手に入れてください。

さいごに

ビジネス書などを効率よく身につけるためには、読みやすい本から入って基礎知識をつけ、同じテーマの本を複数読むのが効果的です。
アウトプットを意識して本を読むことで、インプットの質が上がります。

『楽しく読む』ことで習慣化させ、知識を重ねていきましょう。

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