日々の生活の中で、“嫌なことが頭から離れない”
もう考えたくないのに、頭の中をグルグルしていてつらい。
どうしたら楽になれるだろう……
こんな苦しみから抜け出せずに困ったことはありませんか?

そんな苦しい考えがめぐってしまうのは、
考え方のクセや、間違った思い込みのせいかもしれません。
今回は、そんな苦しさから離れるために
ピッタリなヒントをくれる本
を紹介していきます。

1. なぜ“嫌なことが頭から離れない”?

うまくいかない人間関係や仕事のトラブルなど
私たちは多くの悩みを抱えています。
苦しみのメカニズムや解消方法がわからないから
モヤモヤがいつまでも続き、それが悪循環になってしまうのです。
まず、心の中と向き合い、自分自身の気持ちを知ることが大切。

無理せず、
「今はどんな気持ち?」「なぜ苦しい?」と自分に問いかけたら
新しい気持ちを取り入れるステップへ進みましょう。

わたしをご機嫌にする ブッダの教え (TJMOOK)
2. 本の内容紹介

『わたしをご機嫌にするブッダの教え』の中から、人間関係と不条理について書かれた項目について、引用、紹介していきます。

“人間関係”について
人間関係をよくするためだと思い込んで頑張ってきたこと
無意識にやっていたことが
実は間違っていたかもしれません。

他人を変えようとする“無駄な努力”をやめる
「これくらいはできて当たり前」「こうすればもっと良くなるのに」といった思いから
相手に無理強いしてしまうことはないでしょうか。
しかし、人が変わるのは「変わりたい」とその人が決意したときだけなのです。
気の合う人を“優先”しても良い
みんな平等に対応するのが礼儀であり、当たり前のこと。
そう思っていませんか?
実は常にそうである必要はないのです。
人は付き合う人によって、心穏やかにも嫌な気持ちにもなってしまいます。
自分の気持ちに素直になって、そのとき一緒にいたい人を選んで良いのです。
“これさえあれば”というものを作らない
親しい友人や打ち込める仕事や趣味などの「よりどころ」。
しかし、それはずっとそばにあるものではありません。
あえて情報から自分を切り離す時間を持ち、「何もない」ことの豊かさを知ること。
それができるようになると、あなたはとても強くなれます。
良くも悪くも“聞き流す”
ほめられても、けなされても、心は揺さぶられる。
反応したくなりますが、一喜一憂せず、さらっと聞き流す習慣を身につけることで
他人からの評価に心が乱されないよう、鍛えていけるのだそう。
“不条理”について
「不条理」とは、道筋が通らないことや、道理に合わないことを指し
自分ではどうにもならないことに対して用いられます。

避けられないことも“たまには”ある
私たちの毎日には、どうしても避けられない苦しみがあります。
そんな苦しみにぶち当たったときには、欲や迷いを捨てて「犀の角」のように孤独に前進するのです。
「辛いものは辛い」と開き直り、ジタバタせず、孤独を恐れずに向き合ってみましょう。
大抵のことは“見えていない”もの
世の中は、自分が見ている通りとは限らない。
他人のことはよく見えてしまいますが
見えているものは一部分にしかすぎないのです。
“固定概念”に縛られた自分に気づく
人は落ち込んでいるときほど「こうでないといけない」
「こうあるべき」だという固定概念に縛られ、それができない自分を責めてしまう。
しかし、「こうでないといけない」ことは実は多くないのです。
悩んだときほど視野を広げ、他人がどんなふうにしているか眺めてみましょう。
3. 本の特徴
少し大きめなA4サイズの本です。情報が多すぎず、少なすぎず。
それがとても良い。
重たくないので、気軽に手に取って、パラパラめくれるところがとても気に入っています。
暖かみのあるイラストと色合いで
堅苦しくない優しい作りの本。
どんな年代の人にもおすすめできそうです。

『わたしをご機嫌にするブッダの教え』
サイズ:A4判(横21㎝、縦29.7㎝)
ページ数:48P
発売日:2024年9月26日
価格:税込み590円
まとめ【嫌なことが頭から離れない】時の対処法

嫌なことが頭から離れない状態になって、苦しんでいるなら
まず、心と体を休めましょう。
あなたは頑張りすぎて
疲れてしまっているかもしれません。
そして、『わたしをご機嫌にするブッダの教え』を読んでみてください。
きっと、心地よく気持ちを切り替えるきっかけをくれますよ。


わたしをご機嫌にする ブッダの教え (TJMOOK)